建築のこと
吹き抜けの有る耐震等級3の家
暑い夏の間に何度か打合せ、プレゼンをしてきた吹き抜けの有る耐震等級3の家の計画が完了し、実施設計にはいりました。
吹き抜けは床構面が分断されやすく水平力の伝達が滞ります。
間違っても構造をよく理解できていない設計者が意匠面だけでプランニングを進めるべきではありません。
プランニングを進めるだけ進めて、計算をしてよくない箇所がわかってから後付けで対策をする事が一番よくありません。
また、計算ではOKとなってもやるべきではない架構も色々とあります。
将来的に屋根の吹き替えでカバー工法を行い荷重が増加する場合や、太陽光発電パネルを積載する場合も考慮した荷重条件での検討をした上で耐震等級3をクリアする余裕のある計画としてあります。
とても活動的な素敵なご夫婦の住宅です。
一生懸命検討されるお二人の情熱にほだされながらも毎回楽しいやりがいのある打合せでした。
これからが本番です。
スタッフ皆で全力で設計に取り組みます。