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給湯システムシステムについて考える「エコキュート」

今日はリンナイさんのハイブリッド給湯システム エコワン”ECO ONE”やガス衣類乾燥機 幹太くんついて熱いお話を伺いました。

エコワンについては自分の古い知識からすると進化しているようなので改めて調べてみるとともに給湯システムについて自分の考えを書いてみます。

 

住宅でお湯を作る方法は現在の主要なところでは、

①エコキュート(電気でお湯を作りタンクにためておいて使う)
②エコジョーズ(ガスでお湯を使う分だけ沸かす)
③太陽熱温水器

現在の採用で多いのは、①>②>③ とエコキュートが多いのですが、
私のお勧めは、③>②>① のようにエコキュートの評価は低いのです。

 

 

①エコキュート は現在の主流(?)と言えます。

このシステムは、安い深夜電力でお湯を沸かしてためておいて使うという物。
と言う事は夜にお湯を沸かしておいて翌日の夜まで保温しておく必要が有り、保温にも電力が必要となる。

溜めた分しか使えないので大量に沸かしておいて保温しておく必要が有り、エネルギー利用の無駄が多い。

太陽光発電の売電価格がとても安くなってしまった現在では発電した分を自家で積極利用しようと言う事で発電した電力で昼間にお湯を沸かす機能も有りますが、タンクの半分は深夜電力で沸かすことになる上に、太陽光発電は天気次第で不安定なため予定通り発電できなければ昼間の高い電力で沸かすことになるというリスキーなシステムです。

 

物理的にも大量のお湯をためておくために大きなタンクが必要となり建物レイアウトに留意する必要が有る。(邪魔なのです。)

これもいわゆる電化製品なので10年程度で交換が必要になり、新築後10年だと他の様々な家電などの交換時期に重なり大きな費用が掛かる。

新築時にかかるエコキュート代金以上に機器代+古いエコキュートの廃棄代金もかかる。

そもそも原子力発電で24時間発電を行うため、使用されず余ってしまう深夜の電力を使ってもらうために”深夜電力”という安い料金設定が生まれたわけであり、原発が止まっている状況では深夜電力というのは微妙な設定だと思う。

 

深夜電力が安いから、安い時間帯に大量にお湯を沸かしておくので”お得!”というシステムなので既に崩壊している。

深夜電力契約をしていなければ電気代金は24時間一律で約26円/kWhです。

 

深夜電力は23:00~9:00は16.3円/kWhと安いが
平日の10:00~17:00は38.71円/kWhと非常に高い。
その他の時間も28.52円/kWhと高い。

 

完全に共働きで昼の時間帯に留守にしていればまだしも、現在のように在宅勤務でもしていたらかなりの出費となる。

一般家庭で一番電気を使用する夕方~夜にかけての時間帯の電気料金が高いのもどうなのか?。
コスト的にも非常にリスクの高い選択だと言える。

 

 

メリットとしては料理にIHを利用するのであればオール電化にしてガスを無くし、ガスの基本料金(760円か1650円か1990円)を無くすことによりその分安くできるのだが。

結果的には自宅を計画するにしてもエコキュートの選択はまずしない。

 

 

次はハイブリット給湯器 エコワンについて。