058-234-0567

【電話受付】9:00~18:00【定休日】土曜・日曜・祝日

BLOG

Topics

住宅の基礎について

多くの木造住宅の基礎はベースを先にコンクリート打設してから
立上り部分を後打ち(後から2回目のコンクリートを打設)しています。
当社で設計する建物の基礎は外周の立上がりも1回でコンクリート打設します。

 

(ベースの鉄筋と立上りの鉄筋は一緒に配筋される。)

 

①ベースをコン打ち、立上りを後打ち
②ベースと立上りを1度にコン打ち

①の場合のメリットは、”施工が楽”これに尽きます。
①の場合のデメリットは、
・施工手間がかかるのでコストアップ。
・打継ぎ部分に隙間ができるので、基礎屋内側に水が入る、シロアリが侵入しやすい
・打継ぎ部分から鉄筋が錆びる
・ほとんどの現場で打継部の施工管理(ゴミの除去、鉄筋についたモルタルのケレン)がされていないため、基礎梁の構造品質が落ちる。

②のメリットとデメリットは①の真逆となります。

 

(ベースだけ先にコンクリート打設される現場)

 

一般的に事務所やマンションといったビル物で有れば浮かし型枠で立上り部分も一体打ちする事は多々有るのですが、
住宅だと型枠もコンクリート打設も現場管理者もやったことが無い、出来ないと言われる事が多いです。
同じ基礎に見えても品質が全く違う、何十年も経過するとその差が出てくる。

譲れない基礎品質です。

 

(外周部の基礎、コンクリート打設後)

(外周部の基礎、打継部は完全に一体にはならない)