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上棟翌日からの検査

上棟は大勢の大工さんが集まり通常1日~2日で終わらせてしまいます。
出来れば1日で終わらせて雨養生をして、不意に雨が降ったりしても躯体(木材)が濡れないようにします。
平時の現場では1人か2人の大工さんで作業しますが上棟の時だけは違います。

と言う事は、色々な大工さんが来るわけで細かい事を言うと技量も違います。
まして急いで組み上げるために不具合箇所も多くなりがちです。

 

現場の大工さんに任せていても余程大丈夫だとは思いながらも我々は徹底的にチェックをしていきます。
この段階だと柱頭柱脚金物や仕口部の金物などの締め忘れや付け忘れなどが発生します。
大工さんが後から気づくかもしれないが、忙しい現場では多くの目でチェックした方がより確実です。

 

構造のチェック、防水のチェック、断熱のチェック、気密のチェック、寸法精度のチェックなどこれからは
毎日毎日現場が進んでいくので我々の現場監理も多忙となります。
1週間に1回の現場監理ではとても追いつきません。
工程にもよりますが週2回から週5回まで現場に通う事となります。

安心して住んでいただくために、今しかできない事を、今やりきる。

 

上棟翌日からはこんな感じで建物内は暗いです。

モットーはとにかく、濡らさない!
しっかりと雨養生をしてもらいます。

「濡れても乾きます」だとか、

「濡れても大丈夫な合板を使っています」などと言われる現場も有りますが当社監理の現場では雨養生は絶対です。
工期が伸びてもいいから濡らさない工事をして貰います。
住まい手さんにも設計段階からご説明をして工期よりも品質の確保を重視している事を理解して頂いています。

充填断熱だけの建物と違い付加断熱の新住協仕様のQ1.0住宅ですので、断熱工事が終わるまで長くかかります。
いつも思いますが大工さんは手間がかかりとても大変です。
毎日、雨養生を外しては作業をし、帰りには養生を復旧して帰る。
丁寧な作業をしてくれる大工さんには本当に感謝しかありません。

だから暫くの間は現場内部は作業用の照明が有るだけですので暗い画像ばかりとなります。