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設備工事のNG施工

今回の太陽光発電工事は住まい手さんご指定の東京の業者さんが行います。
作業・打合せ手順書でも現場に入る前に事前打ち合わせを行う事になって
いましたが、知らぬ間に現場に入り作業して帰ったようでした。

現場検査で構造の梁への穴明けを確認。
当社の設計監理物件では絶対に有りえない工事です。
担当者に電話をすると、「配線部に穴開けをする事は通常の作業です」と
言い切ります。

この時点で怒り心頭なのですが、設備業者さんにはよく有る事。
しかし配線・配管のために不用意に構造体を欠損させることは考えられない。
元々配線・配管場所は確保している。
どうしても必要な場合でも事前に打ち合わせをすれば新たに配線場所を設ける事も可能。

梁を交換できれば良いが、この時点では無理に等しいため、補強計画を行い

大工さんに無理を言い筋交いや金物を撤去した上で後付け金物を使用し、補強梁を追加、

筋交いを作り直して対応しました。

設計・施工で請負っている会社や、下請け設備業者へ依頼しっぱなしの現場では
よく有る状況であることは否定しません。
だから「配線部に穴開けをする事は通常の作業です」と平気でいうのです。

施工者とは別会社による監理がいかに大切かと言う事なのですが、
住まい手さんは素人のために建築の事はよくわからないから、
担当の営業さんがいい人だから任せておいて大丈夫だろうと深く考えずに
大切な家の見えなくなる部分が造られていくのがあまりに多い建築の現状です。