Q1.0住宅建築のこと
スキップフロアーの家 気密検査
当社の設計した建物では工事中と完成後の2回気密検査を行います。
工事中であれば問題のある個所の手直しが出来るからです。
完成後には実際の気密性能が数値で示されます。
当社の設計した建物はQ1.0住宅ですので断熱性能の指標である
UA値(外皮平均熱還流率)の計算だけではなく、
「建物の燃費」を計算しています。
実際の気密性能が違えば計算・設計した「建物の燃費」も変わってしまいます。
設計時に設定した気密性能と違いはないかを気密検査で確認することはとても
大切なことです。
気密測定結果はC値=0.4 c㎡/㎡でした。
設計値を0.5以下としているので合格となります。
ちなみにUA値(外皮平均熱還流率)の計算には気密性能は反映されていません。
気密性能の高い家でも隙間だらけの家でもUA値は同じなのです。
国の定める最高レベルの断熱性能である「断熱等級7」や「断熱等級6」であったとしても
UA値(計算値)だけで判断されているので住んでみると
思ったより寒いなぁ、
暑いなぁ、
暖冷房光熱費が高いなぁ、
と言った話になります。
これでいいのか、良しとするのかは住まい手さんがよく考えて決めるしかありません。